ミュージシャンの確定申告 楽器の原価償却や経費はどうする?
執筆者:宮原 裕一(税理士)
ミュージシャンは芸術的な側面もあり、なかなか商売と結びつかないイメージがあります。しかし、その仕事で報酬を得ているからには、ミュージシャンといえども個人事業主の一人として、確定申告が必要になってきます。ミュージシャンの収入には印税、原盤収入、ライブの出演料や投げ銭、音楽レッスンの講師料、物販の売り上げなどがありますが、そこから経費にできるものとして、楽器機材の購入費、練習費、リハーサル代、原盤制作費などがあります。
これらのことを頭に入れたうえで、今回は、ミュージシャンが確定申告をするときに気をつけたいポイントを説明します。