「簡易課税制度」とは?選択するメリット・デメリット、計算方法や事業区分について
執筆者:渋田貴正(税理士、司法書士、行政書士、社会保険労務士)
2019年(令和1年)10月より消費税の税率変更と軽減税率制度が導入され、消費税を意識した帳簿付けがより重要視されることになりました。
消費税を納めなければならない課税事業者の経営者にとって、消費税の納税額がいくらになるのかということは、非常に気になる点です。特に小規模な事業者にとっては、消費税の納税額を予測しておくことは資金繰りの面でも大きく影響する重要なことです。
小規模な事業の経営者にとって非常に便利な制度が「簡易課税制度」です。簡易課税制度を理解してうまく活用すれば、消費税の納税額を抑えることも可能。
そして、この先2023年10月にインボイス制度が導入されるとどうなるのでしょう? 今回はそんな簡易課税制度について詳しく見ていきます。