「事業承継はハートが大事」。経営難の銭湯を次々と立て直す湊三次郎さんの取り組み
執筆者:斎藤充博
こんにちは。ライターの斎藤充博です。
僕は誰かに雇われているわけではない、独立している個人事業主です。会社員をしている人からは「好きな仕事で独立なんてすごいですね!」なんて言われることもあります。
ただ、当然のことですが、独立するのって簡単なことではありません。初期設備にはお金がかかるし、お客さんだって時間をかけないと増えません。
でも、すでに誰かがしていた事業を自分が引き継ぐことができたらどうでしょう。「初期設備」や「お客さん」がそろった状態で事業を始めることができます。これを「事業承継」と言います。代々続く家業の後を継ぐなどもあるでしょう。
今回話を聞くのは、ゆとなみ社を経営する湊(みなと)三次郎さん。湊さんは全国各地にある廃業した(あるいは廃業を検討している)銭湯の経営を引き継ぐ仕事をしています。家業ではない事業を引き継ぐ。これも「事業承継」です。
なんとなく、自分で事業を起こすよりはラクそうに感じる「事業承継」。実際のところはどうなんでしょうか。