弥生の「口座自動連携ツール」で帳簿付けがラクラク便利に!

青色申告をする際に、レシートの管理とともに大変なのが、口座情報を帳簿に入力していくということ。出入金が多い事業の場合は、その作業だけでかなりの時間を使っていると思います。しかし、自動的に口座の情報と連携してくれるという便利すぎるサービスが、今はあります。オンラインサービス「やよいの青色申告 オンライン」はじめ、デスクトップ版「弥生会計」「やよいの青色申告」とも連携する「口座自動連携ツール」を紹介します。
[おすすめ]確定申告はこれひとつ!無料で使える「やよいの青色申告 オンライン」
2022年(令和4年)分の所得税の確定申告の申告期間は、2023年(令和5年)2月16日(木)~3月15日(水)です。最新版の確定申告の変更点は「2023年(2022年分)確定申告の変更点! 個人事業主と副業で注目すべきポイントとは?」を参考にしてみてください!
目次
- POINT
-
- 家計簿と同じ要領で、帳簿をつけていくことができる
- 「口座自動連携ツール」で口座の情報にさくっと連携
- インターネットバンキングから出力した入出金明細ファイルでも取り込み可
家計簿感覚の「やよいの青色申告 オンライン」
「節税のために青色申告をしてみたいけど、ソフトを使っても難しそうだから……」
そんな個人事業主やフリーランスの方は、少なくないと思います。私が身を置く出版業界は、特にそういう人が多いような気がしますね。どちからというと、お金のことが苦手な人が多い印象です。
そこで、おすすめなのが、「やよいの青色申告 オンライン」です。家計簿感覚で、さくさくと帳簿をつけていくことができます。開始画面もいたってシンプル。
「まず入力する」を選べば……。
はい、完全に家計簿です(笑)。
日付を入れて、どんな種類の収入、あるいは支出なのか、と金額を入れていくだけ。
このサービスを使うと、一見難しそうな帳簿付けも、ハードルはそれほど高くないことがわかります。要は「入金された売り上げは、どんな種類のものなのか」「出ていったお金は、何に使われたのか」ということを、記載していけばいいですものね。
口座と自動的に連携!
さらに、「やよいの青色申告 オンライン」は、ただの簡単な帳簿ソフトではありません。
弥生の「口座自動連携ツール」を使えば、自動的に金融機関やクレジットカードのWebサービスから、明細などの情報を取得。口座の情報や、クレジットの情報を、わざわざ入力しなくていいのです。
「口座連携の設定」から、自分の口座を登録すれば、OKです。気になるセキュリティですが、金融機関のID、パスワードなどのログイン情報は、暗号化して手元のパソコンに保管されるので安心です。
連携すれば、自動で予測した科目が割り当てられていきます。あとは、必要に応じて科目の変更や補助科目の指定をしていくだけ。クレジットカード・電子マネー取り込みの設定も同様に可能です。
ここで口座情報を一度設定しておけば、あとは、自動的に取引データの取得をしてくれます。明細情報も自動収集してくれるのは、個人的にもうれしい機能ですね。というのは、銀行によっては、明細取得の期限が決まっています。私のように年に一度、慌てて確定申告の準備をする人は特に、いざ作業をしようと思うと取得期間が過ぎて取引データが入手できなくなることがあるので……。
ああ、もう口座の明細にまみれながら、数字を打ち込んでいくという、あの年に一度の大仕事から、解放されるのですね……。青色申告をやったことがある人ならば、この便利さはきっと伝わるはずです。
ちなみに、オンライン版だけではなく、デスクトップ版「やよいの青色申告」「弥生会計」でも、「口座自動連携ツール」を利用することができます。
入出金明細ファイルの取込もOK
口座を連携させる以外に、インターネットバンキングから出力した入出金明細のCSVファイルも、取り込むことができます。
全銀協フォーマットのほか、三井住友・三菱東京UFJ・横浜・りそなの各銀行、および「しんきん法人向けインターネットバンキング」のフォーマットに対応。これで、大体の口座情報は、キーボードで打ち込まずして、帳簿に反映させることができます。
まとめ
実際、「口座自動連携ツール」を使ってみて改めて思うのが、「今まで結構、確定申告するのにがんばってきたんだな」ということです(笑)。
こうやって、連動さえしておければ、入力作業は大幅に減りますし、なによりもミスがなくなります。うっかりミスが多い私にはぴったりでした……。ひとつのうっかりのせいで、数時間を無駄にすることもありますからね。
何度か経験して慣れれば「たかが、確定申告」と思えるようになりますが、それでも「されど、確定申告」です。どうしても帳簿作成では、時間がとられてしまいます。だから、作業はできるだけ簡単なほうがいいんですよ。
帳簿をきっちりつけることで、事業の状態を把握して、次に活かすことができます。かんたんでストレスのないこのサービスならば、経営分析をするつもりで、青色申告ができるはず。ぜひチャレンジしてみください。
photo:Getty Images