スモールビジネス(個人事業主、中小企業、起業家)の
業務や経営にまつわる疑問や課題をみんなで解決していく場
検索
メニュー
閉じる
ホーム 起業・開業 ビジコンで資金調達!定番&注目のビジネスコンテストを厳選ピックアップ

ビジコンで資金調達!定番&注目のビジネスコンテストを厳選ピックアップ

「ビジネスコンテスト(ビジコン)」は、個人や法人がビジネスプランの内容を競い合うイベントです。審査員によって選ばれた受賞者には、そのビジネスを有利に起ち上げ、展開するための特典が与えられます。これから起業を考える人やできるだけ有利に起業したい人、あるいは、新規事業を展開したいと考える経営者にとって、多くの可能性を秘めたイベントなのです。

この記事では、ビジネスコンテストの特典や、特典以外の参加メリット、どんなビジネスコンテストが開催されているかなどについてご説明します。起業を考えている人、起業家を目指す社会人、高校生や大学生にもたくさんのチャンスがありますので、ぜひご一読ください。

なお、コロナ禍において見送りになっている場合もあるので、「継続的に開催されているビジネスコンテスト」に限定してご紹介します。

  • ビジネスコンテストは「ビジネスプラン」が審査されるイベント
  • 特典はさまざま。賞金やコンテスト特有の権利、プランを実現させるサポートなど
  • 多様多種なビジコンから「自分に合うもの」を探して参加を

ビジネスコンテストでは「ビジネスプラン」が審査される

ビジネスコンテスト(ビジコン)では、参加者が「ビジネスプラン」を立て、その内容を競います。規模は大小さまざまで、学生から社会人まで一般に広く参加者を募るコンテストや、参加者に条件を設定する場合もあります。

ビジネスコンテストの主催は、企業、官公庁、学生団体などの場合もありますが、企業内で社員同士が競うのも、ビジネスコンテストの一種です。

ビジネスコンテストの「受賞特典」

コンテストですから、選ばれたプランには「最優秀賞」「優秀賞」あるいはそのコンテスト独自の賞などが授与されます。ビジネスコンテストに参加する人々の狙いは、この受賞特典です。

受賞特典はコンテストによりさまざまですが、たとえば以下のようなものがあります。

受賞特典 内容
賞金 特に用途を定めていないもの。数十万円から数百万円まで
資金支援 プランを洗練させ、実現化するための出資。賞金と異なり、金額やタイミングが明記されていない場合も多い
人的支援 プランを洗練させ、実現化するためのアドバイス、協力など

非常に特徴的な特典が用意されているコンテストもあります。たとえば『みたかビジネスプランコンテスト』の受賞者得典には、「株式会社まちづくり三鷹が運営するSOHOオフィス等優先利用と賃料免除(1年間)」といった特典があります。

ビジネスコンテストに参加することには、特典以外に次のようなメリットもあります。

  • プランについて指摘を受けることにより、高度な知識やノウハウを得ることができる
  • 受賞者は広く公開され、知名度が上がる場合もある
  • 他のビジネスや事業者、起業家とマッチングが叶う可能性もある

定番のビジネスコンテスト

賞金規模が大きかったり、企業などから注目度が高いビジネスコンテストをご紹介します。

学生起業家の登竜門「キャンパスベンチャーグランプリ(CVG)」

キャンパスベンチャーグランプリは「学生起業家の登竜門」とも言われるビジコン。地域大会から全国大会に勝ち上がっていくという仕組みで、経験やコネクションが足りないと思われる人でも大きなチャンスを得られる可能性があります。

対象者 現役の学生(参加人数は1人〜5人以下のグループ)
特典 2021年の東京大会では大賞獲得で賞金100万円が与えられるほか、日刊工業新聞などの媒体でも発表される。
主催 株式会社 日刊工業新聞社
今後の大会スケジュール 7月1日~9月30日、「東京大会」の応募開始。11月25日の受賞式までのスケジュールが公開中。
スケジュールはこちらから。
開催頻度 年1回
過去の受賞者 2020年度全国大会経済産業大臣賞・ビジネス大賞 久保 駿貴さん

テーマにもとづき参加者を募集する「日経ソーシャルビジネスコンテスト」

日経ソーシャルビジネスコンテストはテーマにもとづき参加者を募集します。2020年のテーマは「SDGsに定められた17の開発目標を意識したソーシャルビジネス」でした。

一次審査を通過したプランは、主催側から派遣されるアドバイザーと3ヶ月かけてブラッシュアップされ、審査委員や協賛企業に直接プレゼンの機会が与えられます。

対象者 社会的課題の解決を目的とする事業に取り組む個人・法人
特典 大賞賞金100万円。Covid-19関連として「特別賞」も新設。
主催 日本経済新聞社
今後の大会スケジュール 第5回大会の応募期間は2021年7月12日(月)~2021年9月5日(日)。詳細はこちらから。
開催頻度 年1回
過去の受賞者 第1回 受賞結果・ファイナリスト 海外支援賞 町井 恵理さん ほか

新興国での新しいビジネスとSDGsに関するアイデアが参加条件の「40億人のためのビジネスアイデアコンテスト」

40億人のためのビジネスアイデアコンテストは、「新興国での新しいビジネスの実現を目指す人」、かつ、「『SDGs』に関するアイデアであること」を参加条件とするビジコン。「社会の課題を解決する」という難易度の高い事業に挑戦できる価値は高いと言えるでしょう。

途上国でビジネスをしたい人のビジネスアイデアを2年間で事業化するための「4Bスクール」が設置されている点も注目ポイントです。

対象者 これから起業する人
特典 最優秀賞賞金:100万円
主催 アイ・シー・ネット株式会社
今後の大会スケジュール 毎年11月頃から募集開始(2021年6月現在スケジュール公開なし)
開催頻度 年1回
過去の受賞者 第1回最優秀受賞者賞 アネク・ポワン音楽学校(池田 尚子さん)

中小機構主催のビジネスコンテスト「Japan Venture Awards」

Japan Venture Awardsは独立行政法人中小企業基盤整備機構(中小機構)主催の中小企業政策全般に携わる中小機構によるビジコンです。

賞金などの特典はありませんが、政府関係者や投資家からの注目度が高く、高度な開発などに繋がるプランも多く見られます。

対象者 中小企業
特典 なし
主催 独立行政法人中小企業基盤整備機構(中小機構)
今後の大会スケジュール 毎年8月頃から募集開始(2021年6月現在スケジュール公開なし)
開催頻度 年1回
過去の受賞者 これまでの受賞者

テクノロジー・スタートアップの企業対象の「ASIAN ENTREPRENEURSHIP AWARD」

ASIAN ENTREPRENEURSHIP AWARDは、テクノロジー・スタートアップの企業を対象としています。また、全編をオンラインで開催しているビジネスコンテストです。

対象者 中小企業
特典 優勝は賞金300万円。「AEA2020」では「マイクロソフト賞」(Azure無償利用枠、技術メンタリングを特典とする)や「IP Bridge賞」(株式会社IP Bridgeによる知的財産支援を受けられる)なども。
主催 アジア・アントレプレナーシップ・アワード運営委員会
今後の大会スケジュール 2021年10月27日(水)~10月28日(木)
開催頻度 年1回
過去の受賞者 2021年度優勝企業 Eden Agritech Co., Ltd.(タイ)

注目のビジネスコンテスト5つ

一味違う注目のビジネスコンテストを5つ紹介します。

女性を対象としたビジネスコンテスト「女性起業チャレンジ制度」

女性起業チャレンジ制度は新しく起業しようとしている女性、あるいは、既に起業しており新しいアイデアでの事業拡大を計画している女性を対象としたビジネスコンテストです。

グランプリには支援金200万円が無償で支給されますが、グランプリを逃した場合にも、若干名には「特別優秀賞」が与えられ、会社設立をしなくとも50万円が支給されます。価値あるビジネスであれば株式会社化にこだわらず支援していく姿勢が読み取れます。

対象者 これから起業する人、起業していて事業を拡大する人
特典 グランプリ支援金200万円
特別優秀賞50万円
主催 一般法人日本起業アイディア実現プロジェクト
今後の大会スケジュール 毎年11月頃から応募開始、3月頃に応募締め切り。
開催頻度 年1回
過去の受賞者 歴代受賞者

400文字のビジネスプランでエントリーできる「TOKYO STARTUP GATEWAY」

TOKYO STARTUP GATEWAY は400文字のビジネスプランでエントリー可能なビジネスコンテストです。

2020年の応募資格は「15歳から39歳までの起業を目指すアイデア・プラン段階の個人」となっています。「いまの段階では確実なプランはないが、叶えたいアイデアがある」という人もチャレンジ可能です。

対象者 これから起業する人
特典 最優秀賞は100万円、優秀者50万円の賞金を提供。更に、ファイナリストには、サポーターから支援メニューの提供や、翌年度までに都内で法人を設立し審査会を通過すれば、都から活動資金100万円が提供される(2021年大会の情報)。
主催 東京都 事務局:NPO法人ETIC.
今後の大会スケジュール

毎年5月頃からエントリー開始、7月頃に締め切り
(現在受付中。エントリー〆切:2021年7月4日(日) 23時59分)

開催頻度 年1回
過去の受賞者 2020年受賞者

社会起業家として支援する「ビジネスプランコンペedge」

ビジネスプランコンペedgeでは「社会の課題を解決するためのビジネス」を立ち上げようとする人を「社会起業家」として支援します。先輩社会起業家の協力を得てビジネスプランをブラッシュアップし、実現する可能性をより高いものにしていきます。開催地は大阪です。

対象者 これから起業する人
特典 賞金総額30万円
主催 特定非営利活動法人edge
今後の大会スケジュール 毎年7月頃に募集開始(2021年6月現在スケジュール公開なし)
開催頻度 年1回
過去の受賞者 コンペ実績

さまざまな社会課題の解決を目指すビジネスアイデアを募集する「ビジネス創造コンテスト」

ビジネス創造コンテストは、さまざまな社会課題の解決を目指すビジネスアイデアを募集するビジネスコンテストです。一般枠は、品川区内・区外問わず応募可能で、2020年には第11回の開催を数えました。

対象者 個人・法人
特典 最優秀賞は賞金30万円。副賞として「ニューヨークのトップアクセラレーターによるブートキャンプ参加を懸けたピッチコンテストへの出場権」や「クラウドファンディング支援、個別相談・有料広告提供」「区内共通商品券5万円分」など。
主催 品川ビジネスクラブ
今後の大会スケジュール 毎年10月頃に募集開始(2021年6月現在スケジュール公開なし)
開催頻度 年1回
過去の受賞者 過去に受賞した提案はこちら

川崎市産業振興財団主催の「かわさき起業家オーディション」

かわさき起業家オーディションは川崎市産業振興財団主催であるものの、参加者の住所に制限はありません。ただし、一部特典に川崎市内在住であることが条件であるものもあります。

年間で4回開催で、タイミングを選んで参加することができます。賞金はありませんが、大きな融資の推薦などを受けることができます。

対象者 個人・法人
特典 かわしん賞 (提供:川崎信用金庫)、はまぎん賞(提供:横浜銀行)、川崎中小企業診断士会応援賞(提供:一般社団法人川崎中小企業診断士会)、よい仕事おこし賞(提供:城南信用金庫)などもあり、地域の銀行・金融機関の信頼を得られるチャンスあり。
主催 公益財団法人 川崎市産業振興財団
今後の大会スケジュール 令和3年度日程
開催頻度 年4回開催
第127回 2021年5月11日(火)
第128回 2021年7月6日(火)
第129回 2021年10月5日(火)
第130回 2022年1月5日(水)
過去の受賞者 受賞者一覧

自分の目的や事業内容に合うビジコンを見つけて参加検討を

ビジネスコンテストは新しい事業を生み出すための重要な援助を得ることができますが、気をつけなければならない点もあります。どのコンテストにも「テーマ」があり、どんなに先進的なプラン・アイデアを提案して、このテーマに合うものでなければ評価されません。

コンテストではご自身のプランが選ばれるようにすることを重視しなくてはなりませんが、その前に「自分の目標に適したテーマで行われるコンテストを選ぶこと」も非常に重要なのです。

そのためには、それぞれの主催が公開している過去の受賞プランをよく分析し、受賞者がコンテストのテーマをどのように捉えてプランに反映させているかを知ることが重要です。賞があると賞そのものが目的になりがちですが、「ビジネスプランを洗練させ、たとえ受賞しなくとも実現に近づけること」を目指して取り組んでいきましょう。

大きなステップアップの手段として、検討してみてください。

※今回紹介した内容は2021年6月時点のものとなります。応募の詳細については、各ホームページ等をご確認ください。

photo:Getty Images

c_bnr_fltaccount_online-2
閉じる
ページの先頭へ