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今おすすめの副業10選!スキルアップからスキマ時間活用まで

近年、副業にますます注目が集まっています。以前はお小遣い稼ぎの印象が強かった副業ですが、現在ではスキルアップやキャリアアップの手段として、前向きに取り組む社会人も増えています。その背景としては、働き方の多様化が進んだこと、あるいは「人生100年時代」が到来したことが挙げられるでしょう。

一つのスキルだけでは、この先どんどん競争優位がなくなってしまいます。副業を通し、本業以外の新たな「技術」を身に付けることは時代からの要請といえるのかもしれません。

とはいえ、長続きしなければ意味がありません。本業に差し支えることがないよう、初心者にもハードルが低い副業、かつ今だからこそ注目したいものを厳選しました。令和2年度の税制改正による注意点についても最後に付記していますので、ぜひ参考にしてください。

お知らせ

2022年(令和4年)分の所得税の確定申告の申告期間は、2023年(令和5年)2月16日(木)~3月15日(水)です。最新版の確定申告の変更点は「2023年(2022年分)確定申告の変更点! 個人事業主と副業で注目すべきポイントとは?」を参考にしてみてください!

POINT
  • 時間の自由度が高い副業
  • 趣味を生かした副業・スキルアップにつながる副業
  • 副業で注意したい20万円の壁と令和2年度の税制改正

今だからこそチャレンジ!時間の自由度が高い副業

本業があってなかなか自由がきかない――。そういう人たちでも始めやすい副業の候補がいくつかあります。

デリバリー

Uber EatsやDiDi Foodなどのデリバリーは、みなさんもステイホームで利用されたことがあるのではないでしょうか。自転車やバイクで料理を配達する仕事は、まさに今ならではの副業と言っていいかもしれません。

スマホさえあれば、簡単に始められるデリバリー。Uber Eatsの場合は、まずオンラインで配達パートナーに登録。配達専用のアプリをインストールして、配達バッグを購入すれば準備完了です。あとは配達エリア内でアプリを起動して、リクエストを待つだけ。報酬は週払い制となっています。

ミステリーショッパー(覆面調査員)

指定されたお店を訪れて、サービスや雰囲気をチェックしたり、感想をレポートとして提出する仕事です。調査対象となる店舗は、飲食店のほかに美容サロンやアパレルショップなども。報酬のほかに、お店での飲食代やサービスにかかった料金、交通費などが支払われます。

専用サイトに登録し、条件がマッチすれば仕事開始ですが、人気の案件は抽選になる場合も。主婦やOLなど、特に女性に人気の仕事です。

ポスティング

指定エリア内のポストに、チラシやフリーペーパーなどを配布する仕事です。募集は、アルバイトサイトなどで検索すれば、簡単に見つかります。一般的なアルバイトと同じ時給制のほかに、1枚あたりいくらという歩合性のところも。

こちらも好きな時間に自分のペースで配ることができるのが魅力。副業初心者でも気軽に始められ、日頃の運動不足も解消できて一石二鳥と、主婦やシニアにも人気の副業です。

テープ起こし

テープ起こしは、講演会やインタビューの音源などを聞きながら、テキストに書き起こす作業です。パソコンやスマホでの文字入力ができれば、未経験でも挑戦できる仕事なので、手軽に始められます。在宅で好きな時間にできるので、本業の就業時間がかっちり決まっている人には、もってこいの副業かもしれません。

報酬は1本いくらという案件から、音源1分で数百円など、音源の時間によって決定するものもあります。

趣味を生かした副業・スキルアップ度が高い副業

自分の趣味や知識を活かせる副業もあります。撮りためていた写真、趣味で作っているアクセサリーなどを収入に変えるチャンス。商品を売り込むPR力や話す力なども身について、思わぬスキルアップも。隠れた才能が発見でき、本業にプラスの影響も期待できるかもしれません。

オンライン講師

パソコンとネット環境があればできる、ZoomやSkypeなどを使用したオンライン講座の講師業。家庭教師や外国人に日本語を教える、日本語インストラクターなどが人気です。アルバイトサイトなどから、自分のスキルにあったものに登録しましょう。

イベント管理サービスのPeatixやDoorkeeperを使えば、自分でオンラインイベントの開催も可能です。無料イベントなら手数料もかからないので、気軽にチャレンジできそうですね。人前で話すプレゼン能力も身につきそうです。

ハンドメイド商品の販売

イラストやアクセサリーなど、自分で作った作品をネットで販売。販売方法としては、ラクマやPayPayフリマなどのフリマアプリへの出品や、Creemaやminneなどのハンドメイド販売サイトへの登録があります。どちらもある程度、宣伝や販売の手間が省けますが、代わりに販売手数料がかかります。費用を抑えたい方には、BASEやSTORESを使って、自分でネットショップを作るという方法もあります。

SNSでファンを増やせば、人気クリエイターになるのも夢じゃないかも。センスやスキルが活かせる副業です。

ウェブライター

ウェブメディアの記事を書く仕事です。特別な資格は必要なく、未経験者でもOK。文章を書くことが好きな人や、グルメや旅行などの得意分野がある人に向いています。報酬は1件いくらから、1文字いくらまでさまざま。

クラウドソーシングのサイトに登録し、条件が合えば受注できます。経験値が上がれば、1件数万円の高額案件ゲットのチャンスも。企画力、PR力、調整力など、さまざまなスキルアップが見込める仕事のひとつです。

カメラマン・写真販売

ストックフォトサイトに登録して、写真を販売する仕事です。写真が購入されれば、購入金額の数パーセントを報酬として受け取れます。

PIXTAや写真ACなどの専門サイトに登録し、撮影した写真をアップして販売します。一眼レフやミラーレスだけでなく、スマートフォンで撮影した写真が登録可能なサイトも。登録の際のテストや販売写真の審査が必要な場合もありますので、自分のクリエイティブがどこまで通用するのかを試すこともでき、一石二鳥ですね。

アフィリエイト

アフィリエイトとは成功報酬型広告のこと。自身のホームページやブログに広告を掲載し、訪問者がそれをクリックしたり、その商品を購入した場合に成果報酬が手に入るしくみです。

参入するジャンルを決めて、ASPと呼ばれるプロバイダーに登録。そこから自分のサイトやブログに広告を貼ります。運用にはコツがいりますが、インターネット上の解説やガイドブックなどもたくさん出ているので、比較的気軽に始められます。

アフェリエイトの運用を続けると、ブログの運営方法から記事作成、インターネット広告の仕組みまでを一貫して理解できようになります。PDCA(計画、実行、評価、改善のサイクル)の流れも身につき、マーケティングに関するスキルアップが見込めるでしょう。

オンライン投資

株式投資やFXなどの金融投資は、ネットでできて時間的にも自由度の高い副業のひとつです。株式投資では、利益に応じて分配される配当金や株主優待も魅力。まずはネット証券を比較検討し、口座を開設しましょう。オンライン手続きなら、最速で翌日から取引ができる証券会社もあります。

1株数百円と、少額から投資を始められる銘柄もありますが、元本割れのリスクには注意が必要です。生活費の足しにするというよりは、資金に余裕があって、増やしたい場合に向いています。ニュースの見方や世の中の動きがわかるようになり、本業にもプラスに働くかもしれません。

副業の20万円の壁と300万円、1000万円を超える場合の注意点

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ここまでおすすめの副業を列挙してきました。働き方改革で就業規則を見直した企業もあるとはいえ、会社によっては副業を禁止しているところも多数あります。副業を始める前に、自分の勤める会社が副業OKか確認しておきましょう。

さらに、副業の所得によって、いくつか税務上の注意がありますので、令和2年度の税制改正を踏まえながら参考までに列挙します。

1.年間で20万円を超える場合

副業での所得が年間で20万円を超えると、所得税の確定申告をする必要が出てきます。副業で得た所得は、不動産や株取引での利益などを除き、ほとんどが雑所得となります。

さらに令和2年度の税制改正では、この雑所得に関しての改正も行われているので注意が必要です。この改正によって、その年の前々年の雑所得の収入金額(売上)が年間で300万円以下の場合は、もともと小規模事業者にしか認められていなかった特例の現金主義での申告が可能になります。

現金主義とは、現金の収支があった場合のみ、帳簿に記入する方法です。実際のお金の流れにそって記帳するだけなので、会計の知識がない人でも、家計簿やお小遣い帳のような感覚で帳簿を作成できます。ただし、現金主義で所得の計算をする場合は、あらかじめ所轄の税務署へ届出書の提出が必要となりますので、注意してください。

この影響がでてくるのは、令和4年分の所得税の確定申告からとなりますが、実際には、令和2年分の売上が判断基準となります。

2.年間で300万円を超える場合

さらに、その年の前々年の雑所得による収入金額(売上)が300万円を超える場合は、新たに現金や預貯金関係の帳簿の作成と保存が義務化されます。とはいえ、そんなに難しいものではなく、たとえば副業に関する収入と経費の集計表、現金収支の集計表などはどれも、エクセルや会計ソフトを利用していれば簡単に作成できるものばかりです。

3.年間で1,000万円を超える場合

その年の前々年の雑所得による収入金額(売上)が1,000万円を超える場合、収入や経費の内容を記載した収支計算書が必要となってきます。この金額だと、もはや気軽な副業ではないかもしれませんが、参考にしてください。

以上、就業規則の問題や税制改正など注意する点はありますが、副業はこれからの時代、ますます増えていく労働スタイルになるでしょう。有事に備えた収入源の確保、そしてスキルアップやキャリアアップを目指して、今から副業を始めてみるのはいかがでしょうか。

photo:Getty Images

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