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ホーム 確定申告 グッズやLINEスタンプ売上、材料費に在庫確認ってややこしすぎ!? 【漫画家マォが確定申告にトライしてみた】

グッズやLINEスタンプ売上、材料費に在庫確認ってややこしすぎ!? 【漫画家マォが確定申告にトライしてみた】

こんにちは、マォです!

3人の子供のママであり、イラストレーター、エッセイ漫画家として子育てと仕事に大忙しの毎日。今回、『スモビバ!』さんからのお仕事の依頼で、弥生のクラウド確定申告ソフト「やよいの青色申告 オンライン」を使った体験ルポ漫画
を描くことになったワタシ……。第3回めとなる今回はグッズやイラスト販売の売上の入力に挑戦します!

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さぁ、今回は、再びぽちぽち手入力で売上を……って、そうだ! 前回設定したスマート取引取込のおかげで、銀行に振り込まれた取引はもう「やよいの青色申告 オンライン」の帳簿上に取り込まれてるんだ!

わー、なんて便利なんだろう!

経費などの支出だけでなく、売上金の振込も自動的に帳簿に仕訳されているんだもんなぁ。(こうなると、過去3ヵ月分しか銀行取引データを取り込めなかったのが悔やまれる……。もっと早くスマート取引取込の設定をしていれば!)

ところで、お店での取引のようにその場で商品と現金を交換するのではなく、依頼を受け、作品を納品したら請求書を発行し、原稿料を支払ってもらっている私。こういう場合、売上を「売掛金」として入力するのは、いつなのか? よくわからずいつも困っていたのですが、ネットで検索したら『スモビバ!』にたどり着きました(さすが!)。

この記事によると、売上を計上するのは「商品を相手方に引き渡した日」、つまりイラストや漫画を納品した日だそうです!

あぶない、あぶない。今まで勘違いしてたよ。入力前にちゃんと調べてよかった~!

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お次は、LINEスタンプの売上です! これ、売上の計上日をどうすればいいんだろうって、ずっと悩んでたんですよね。

なんだよー、もう解説されてるじゃん! 先に言ってよ~! 数年間ずっと悩んでたよ!

こちらのページによると、LINEスタンプの売上の計上は「分配金の確定メールが届いた日」でOKだそうです!(そうだったんだ……)

そして、分配金の確定メールも、印刷して保管しておいたほうがよいんだそう。今まで支払明細書しか印刷していなかったけれど、これからはメールもちゃんと印刷しますー!

でもって、記事によると、「LINEスタンプの収入はデザイン料にあたります。デザイン料の報酬は源泉徴収が行われて入金されますので、報酬額の10.21%(100万円以下の場合)が源泉徴収され、そこからさらに振込手数料を差し引かれた残りが入金されます。」

なるほど。それから……

「売上は、振込額ではなく、差し引かれている源泉徴収額と振込手数料を足した、差し引き前の金額で計上する必要があります。」
ふむふむ。
やよいの青色申告 オンライン」の、かんたん取引入力の「□うち源泉徴収税額」のところにチェック付けたら、源泉徴収されていても、計算されるみたいです!

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次に、フリマアプリを利用して販売しているグッズの売上です!

こちらも商品が売れたら、販売金額から販売手数料・配送料を引いた残りが販売利益となります。その金額がある程度貯まってきたら、振込申請をして銀行口座に入金となります。

こちらも取引件数が多く一件ずつ入力するのは大変なので、月ごとにまとめて入力しています。

販売日時、販売金額、販売手数料、配送料などはアプリで手軽に確認できるのですが、こちらを印刷して保存しなければいけないため、すべての取引のスクリーンショットを撮って文字が隠れないよう画像をきれいに並べ、さらにそれを印刷し……と、すべての売上を把握するのがと、とにかくめんどくさい!

これが済んでも、まだ終わりではありません。

そう、棚卸(たなおろし)です!

これ、まだ売れてない商品の在庫を数えて、売上に対応する商品の原価を把握するっていう作業なんだけど、いちいち商品の原価なんて、いくらだったか覚えてないよ~。

仕方ないので、注文したときの納品書をひっぱり出し、電卓でひとつひとつ計算するはめに。次にグッズを発注するときは、仕入単価を必ずメモっておこう、うん。

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グッズ作成のために仕入れた材料などの経費も計上します。

可愛いグッズを作るため、頑張っていろいろ仕入れた材料。その材料費も、商品が実際に売れてくれないと経費として計上できないんだって! ちょっとそれ、なんか切なくないですか?

それに、手元にあるまだ売れてないグッズ商品の在庫を数えて収支の計算もしないといけません。
在庫の原価を計算しようにも、これまたややこしいんです。

同じ商品の仕入れでも、仕入れのたびに仕入れ金額が違うものがけっこうあったりして、これがもうどう計算してよいのやら……。

というワケで、またも『スモビバ!』で調べてみました。

そしたら、「最終仕入原価法」と言って、年末に一番近い時期に仕入れたときの単価を使って計算すればいいんだって。ホッ……良かった〜。
ついでに見たら、同人誌の作家さんも同じような感じなんだな。いっぱい印刷したけど在庫があるときって…。

これで、やっとこさ売上や仕入関連費用の入力が終わりました。

次回は、去年までは面倒でやっていなかった「家事按分」の話。今年こそは挑戦するぞ!

家賃は面積で計算するの? 電気は? 水道は? どこまで経費にできるの?

やっぱりわからないことだらけ!(笑)

【参考記事】
同人誌作家のための確定申告ガイド

次回に続く)

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