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芸人が引越し会社を起業!口コミでリピート率70%以上の人気に【たかくら引越センターさんインタビュー】

起業家や社長と呼ばれる人たちの中には、複数の仕事や事業を掛け持ちしている人も多く存在します。

今回インタビューにご協力いただいた「たかくら引越センター」さん(本名:高倉弘樹さん)は、なんと「お笑い芸人」と「引越し会社の社長」という二足のわらじを履いて活動中。しかも会社名だけでなく、個人の芸名も「たかくら引越センター」という思いきった名前なのです!

お笑いと引越しという、まったくの異業種で活躍しているたかくら引越センターさんに、起業や独立についてお話をうかがいました。

お知らせ

2021年(令和3年)分の所得税の確定申告の申告期間は2022年(令和4年)2月16日(水)~3月15日(火)。確定申告のやり方は、「知っておきたい基礎知識|確定申告」をぜひ参考にしてみてください!

苦手意識を持つ人も多い会計や経理。経営者としてのつき合い方は?

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――ここからは、お仕事をするうえでの会計や経理について、たかくらさんにうかがえたらと思います。起業後から、確定申告や帳簿つけなどの経理は、どのようにおこなっていますか?

アルバイトや個人事業主の頃は、会計ソフトなどを使って、自分で頑張ってやっていましたよ。大まかなお金の動きや、経理の用語の意味など、ざっくりとですが自分自身で理解できるようになってよかったです。

ただ、法人化してからは、複雑な会計処理や申請手続き、専門知識が必要な業務も増えたため、顧問契約をした税理士さんや行政書士さんや社労士さんなどの専門家にお任せするようになりました。仕事上の必要な手続きや、お金の支払いの期日など、自分ひとりではうっかり忘れがちなことや、わからなかったことも全部お願いできて、安心して仕事に打ち込めます。

――法人化の手続きと同様に、専門家の力を借りて、会計や経理業務も快適におこなわれているんですね。引越し業は、例えばどのようなものが経費になるのでしょう?

例えば人件費、トラックの維持費、資材の費用、移動時のガソリン代、高速代などですね。経費に関してはあまり珍しいものはなく、仕訳も至ってシンプルだと思います。

――芸人さんとしての、たかくらさん個人の確定申告と、引越し会社の役員報酬や給与の確定申告は、それぞれどのようにされていますか?

先ほどお話したように、会社の決算や法人税の申告はプロの方にお任せですが、芸人としての確定申告は、事務所から届く源泉徴収票をもとに、今も自分でおこなっているんです。こちらは金額が少ないこともあり、あまり大変な作業ではないので……(苦笑)。税理士さんに確定申告の代行をお願いできるくらい、芸人としての収入も増やしたいですね!

売れっ子同期に「たかくらの進んでいる道も正解」と言われて。いつか自分がスポンサーの番組を作りたい!

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――実際に起業をしてから、たかくらさんのお仕事の忙しさやライフスタイル、ワークライフバランスなどはどのように変化しましたか?

仕事の幅が広がった分、忙しくなりましたが、得られるお金もやりがいも段違いになって充実しています。アルバイトの頃より、自分で時間を作れますし。

とはいえ、家族からは「もう少し一緒に過ごせる時間を作ってよ~」と言われることも(苦笑)。今よりもう少し、休めるときは積極的に休むほうがいいのかもしれません。引越し業は身体が資本ですしね。

――たかくらさんが考える、引越し業の難しさと喜びはどんなものでしょうか?

難しいのは「同じ現場が存在しない」ことでしょうか。家族構成、家の間取り、所持している家具や家電など、お客様ごとに条件は全部バラバラです。最近は狭小住宅が増えていたりもして、臨機応変な対応力が必要なんです。

でもその分、ミッションをひとつずつクリアしていく喜びがありますね。それに、なんといっても引越しは、完了するとお客様に絶対に喜んでもらえるものです。「ありがとう」と言っていただけなかった現場は、これまでひとつもありません。「引越し業は接客業」だと僕は思っているので、お客様が喜んでいるところを直接見られるのが、僕の喜びでもあります。

――「引越し業は接客業」というのは、人とのつながりを大切にされている、たかくらさんならではのモットーですし、芸人さんのお仕事とも共通しますね。これからやってみたいと考えている事業などもありますか?

家や生活に関わること全般にいろいろなニーズがありそうですから、お客様の要望に応える会員制の「何でも屋」や「便利屋」のようなことができたら、おもしろいかもしれません。うちのお客様は信頼できる方ばかりなので、できるだけ力になりたいという気持ちもあって。

また、うちの従業員もみんな、いずれは僕のように独立して、たくさん稼げるようになってくれたらいいなとも思っているんです。それが可能になるように、引越し以外の事業も軌道に乗せていきたいですね。

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――では、芸人としての活動と引越し業の両立における、今後の展望や目標を教えてください。

以前は「芸人たるもの、ネタ(漫才やコントなど)で売れるべき」という感覚があり、「引越しというテーマでテレビに出たり、仕事をもらったりするのは正解なんだろうか?」という葛藤がありました。でも今では、引越しという才能や特技も「芸」の一種と考えれば、僕のやっていることは、芸人としての仕事にちゃんとつながっているんじゃないかな、と思えるようになったんです。

養成所の同期・チョコレートプラネットも、最近コントよりモノマネで大ブレイクしましたよね。そこで彼らが「たかくらの進んでる道も正解なんだってわかったよ」と言ってくれて。やっぱり芸人&社長という二足のわらじは、僕だけの武器なので、今後もどちらもおろそかにせず頑張っていきたいです!

そしてゆくゆくは、自分がスポンサーの番組を作って、芸人仲間や先輩・後輩、会ってみたい起業家さんなどと共演するのが夢ですね。僕の番組なので、僕が自由にMCもやって、みんなには従ってもらいます(笑)。

――なるほど。仕事のイメージに縛られずに才能を活かす方法を考えるのも、起業の際に大切なことかもしれませんね。それでは最後に、これから起業や独立を目指している方にメッセージをお願いします!

起業家セミナーなどで質問や相談を受けて思うのが、頭の中であれこれ考えているだけで、実際に初めの一歩を踏み出せない人が多いということ。不安な気持ちもわかりますが、やってみないと始まらないので、悩んでいる時間はもったいないと思います。

僕も開業時には2000万円の借金を背負いましたが……「死ぬわけじゃない!」と思えば、いろいろ行動できました。いざ土俵に立ってしまえばどうにでもなりますし、勝つのは実際に行動した人です。

やりたいことをやると、本当に世界が変わります。心配なことや不安なことを考えるのはやめて、とにかく初めの一歩を踏み出してみてください!

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Photo:塙薫子

たかくら引越センター

たかくら引越センター

芸人活動の傍ら、引越しのアルバイトの経験を活かし、数多くの著名人の引越しを手伝う。2012年、軽貨物運送事業として、「たかくら引越センター」を開業。2015年、「たかくら商会」設立。徹底したプライバシー保護、整理収納アドバイザー認定スタッフ、完全禁煙、担当スタッフ導入制度など、独自の価値で絶大な人気と信頼を集めている。

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