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人脈作りは販路拡大への近道!? SNS以外で販路を拡大する方法

企業家の40%以上が新規の取引先の獲得に苦労しているといわれているなかで、しっかりと売上を伸ばしている中小企業も少なからず存在しています。FacebookやLINEなどのSNSで営業している企業も増えていますが、SNS以外で新規の取引先を開拓して販路を拡大するためには、何が必要でどんなことが有効なのでしょうか。

POINT
  • 既存の取引先に自分の知り合いを顧客として紹介してみる
  • 関連団体の会合に出ることで販路拡大の可能性あり
  • 中小企業同士をマッチングすることで専属下請けから脱却する

既存顧客を大切にして新規顧客を紹介してもらおう

ゼロから起業して、全く取引先もないということでもないかぎりは、基本的には既に顧客となる個人や企業を持って独立・企業することがほとんどのはずです。
満足度が高い商品やサービスをお客様に提供できているのであれば、黙っていても既存のお客様が新規のお客様を紹介してくれることもあるはずです。まずは現在の取引先のお客様を大切にして、新しい「顧客」となる人を紹介してもらう方が、新規の取引先を開拓していくことに比べ、容易と考えられます。
例えば、取引先の企業や個人に対して、自分の知り合いを顧客として紹介すれば取引先にとってもメリットになるはずです。あからさまに見返りを要求するのはおすすめしませんが、多くの場合、紹介できるお客様がいれば紹介してくれる可能性が高いです。
まずはギブアンドテイクで「紹介」から新規取引先を増やすことも有効な対策となるでしょう。

関連団体の会合に積極的に参加する

大企業であれば経団連などの団体があるように、中小企業であれば街の商工会などに属している事業者も多いでしょう。また、個人商店なら、商工会などの団体だけでなく、取引先やお客様との個別のコミュニティが出来上がっているでしょう。そういった関係のある団体から、仕事を貰ったり、課題などを話し合ったりすることができます。
しかし、起業して間もない時期には、関係が構築できた団体に加入していないことがほとんどではないでしょうか。そんな時は、各都道府県の中小企業連盟に加入してみるのも一つの方法かもしれません。
また異業種交流会などにも積極的に参加をして、取引先を開拓していくことも大切です。
中小企業同士での異業種交流であれば、お互いにメリットのある取引が出来る可能性も大いにあります。

企業マッチングを使って

愛知県豊田市など企業城下町の中小企業では、大手企業の専属下請けをしていることが多いようです。この専属下請けの中小企業では、元受けからの仕事が全てであるため、元受けからの仕事がなくなると経営が立ち行かなくなってしまいます。
取引先から受注がある間はなにも問題がないため、発注された仕事だけをこなしているうちに、新製品を考える「企画力」や、新規取引先を開拓する「営業力」が育たなくなってしまいます。そのため、専属下請けやそれに近い中小企業は早急な対応が必要だと思われます。
専属下請けの中小企業から脱却するためには、新規取引先を開拓し、いくつかの収入源を作る必要があるでしょう。その一つの方法として新規事業を立ち上げることも考えられますが、既存の業態から大きくはずれる可能性もあります。そんなときは、中小企業同士のマッチングサイトやイベントなどを活用してみるのも良いでしょう。既存の営業エリア外の企業との接点ができるため、既存の商品を活かした販路拡大や新規取引先を開拓できる可能性があります。

SNS以外で販路を拡大するということ

SNSを使用した営業活動をする企業は増えていますが、販路を拡大するにはその他にもさまざまな方法があります。地域密着や馴染みの取引先からの紹介、商工会や異業種交流会に参加する、またマッチングを利用した専属下請けからの脱却など、まずは一つでも多く試すことが、販路拡大につながるはずです。

photo:Thinkstock / Getty Images

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