まだ大丈夫!確定申告を高速で完了する方法

所得税の確定申告の手続きは、3月15日が確定申告の期限。3月を過ぎてもまだ何も着手していないという人も毎年いる。
「スモビバ!」にて実施した調査(「スモビバ!調査隊 確定申告、あなたはどのタイプ?」)によると、33.2%の方が最後に追込みをかけるタイプであることが分かりました。
[おすすめ]確定申告はこれひとつ!無料で使える「やよいの青色申告 オンライン」
2022年(令和4年)分の所得税の確定申告の申告期間は、2023年(令和5年)2月16日(木)~3月15日(水)です。最新版の確定申告の変更点は「2023年(2022年分)確定申告の変更点! 個人事業主と副業で注目すべきポイントとは?」を参考にしてみてください!
目次
今回はそうした方々のために、確定申告の追い込みを手助けして、少しでも速く終わらせる方法を紹介したいと思います。
- POINT
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- 領収書の入力を外注する
- クラウド会計ソフトで隙間時間を活かす
- 終わったことにして提出してしまう
意外と知らない領収書整理の外注サービス
「領収書の内容を入力する時間がない!」
膨大な領収書の束を目に前に、頭を掻きむしっている……そんな方に知ってほしいのが、こんな外注サービスです。
メリービズは、レシートや領収書を送れば1週間で(使用している会計ソフトに合わせた)データを送ってくれる外注サービスです。レシートや領収書はファイリングや貼り付けをする必要もなく、そのまま送るだけ。緊急的な対策としては、ぴったりと言えそうです。
場所選ばずの「クラウド会計ソフト」
期限が迫っているにもかかわらず、確定申告に手がつけられない人のなかには、出張が多くて、事務所でパソコンに向かう時間がとれないという人もいるかもしれません。客商売をしている人も、なかなか自分のデスクワークの時間がとれないというケースが少なくないでしょう。
「仕事場で、確定申告の作業ができる日はあとわずか……。絶対に間に合わない!」
そんな人におすすめなのが、クラウド型の会計ソフトです。
従来のインストール型会計ソフトは(インストールした)パソコンでしか使えませんが、クラウド型はインターネット回線があれば、どんなパソコンを用いても作業が可能。つまり、出かけた先であっても、ノートパソコンを用いて帳簿の作成を進めることができるのです。
それどころか、スマホ、タブレット端末などからも利用できるので、ちょっとした空き時間でも帳簿作成にとりかかれます。締め切りまで時間がなくなってきた今、重宝すべきツールの一つだといえるでしょう。
クラウド型会計ソフトのなかでも「やよいの青色申告 オンライン」の場合は、レシートをスキャンして、自動で取引データが作成されます。よりスピードアップにつながること間違いなしです。
【参照】「やよいの青色申告 オンライン」の新機能「スキャンデータ取込」でレシート整理
クラウド型会計ソフトは、操作がシンプルなので、会計が苦手な人も家計簿感覚でつけられます。試してみれば、意外なほどに早く終わるかもしれませんよ。
それでも終わらない場合の奥の手は……
それでもどうしても終わりそうにない。そんなとき、最後の手段が……。
「とりあえず出してしまう」
さすがに、白紙で出すのはおすすめしませんが、多少不完全であっても、とりあえず間に合うように提出してしまって、あとから申告を修正するという方法もあります。
そして、確定申告の期限確認は「必着」ではなく「消印」です。郵便局で、3月15日の通信日付印を押してもらえる時間にまで、なんとか間に合わせるようにしましょう。
私の経験上、遅れてしまうと、よいことは本当に何一つありませんから……。
みなさん、追い込みがんばりましょう!
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