初詣のお賽銭って経費にできるの?

2021/03/31更新

この記事の執筆者柳原つつじ

新年の初詣、人混みのなか、なんとか最前列まで進んで行って、お賽銭を供えてガラガラと鈴を鳴らすと、新しい年の始まりを感じて気合が入るものです。なかには「良い年にするために景気よくお賽銭を供える」という人もいるかもしれませんね。実際にお賽銭箱を覗くと、小銭のなかにお札がちらほら見られます。しかし、あのお賽銭って経費にすることができるのでしょうか?

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POINT

  • 目的次第でお賽銭も経費にできる
  • 領収書がない経費は「出金伝票」で
  • 参拝にかかった交通費などもOK

お賽銭も経費にはできる

「たかだか、お賽銭を経費にするなんてセコい……」

そんなふうに考える人もいるかもしれません。確かに「ご縁がありますように」と「5円」のお賽銭を供えるような小額のケースならば、会計に影響はほとんどないでしょう。

しかし、同じく縁起のよい数字として、「2951円(ふくこい)」「7777円」などの金額をお賽銭として供えるとなれば、額が額だけに経費にすることを考えたくなるもの。

経費にできるかどうかの考え方としては「事業と関係のある支出なのかどうか」がポイントです。会社の一員として、あるいは経営者として行った初詣ならば、かかった費用はお賽銭であっても「寄附金」などの科目で、経費として認められる可能性が高そうです。

そうではなく、家族と一緒など個人として行った初詣ならば、お賽銭は経費にはなりませんので注意しましょう。

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領収書がない場合は、出金伝票で経費に

会社として行った初詣であっても、困ったことにお賽銭には「領収書」がありませんよね。どうすればよいのでしょうか。

この場合は、出金伝票を書けばOKです。ほかにも、自動販売機の飲料代など領収書が出ないものはありますし、香典や祝い金など領収書をもらいにくい出費もあります。それらも、出金伝票で経費にすることができます。

もちろん、すべて「事業に関係するものであれば」です。例えば、香典や祝い金ならば、仕事で人間関係を構築するうえで払ったものならばOKですし、今回のお賽銭ならば、会社の経営者として行った初詣での出費ならば、経費にできる可能性が高いです。

ただし、領収書が出ない場合やお賽銭の場合は難しいですが、香典や祝い金の場合は案内状などの証拠を残しておくとベターです。

参拝にかかった交通費は、事業に関係があれば経費に

参拝にかかる費用は、お賽銭だけではありません。現地までの交通費や、遠方から来た場合の宿泊費などは、経費にできるのでしょうか。

これも同じ考え方で「事業に関係があるかどうか」にかかってきます。個人事業主の方の場合は混同しやすいところですが、「会社として来た」のであれば、交通費や宿泊費も経費になると考えられます。そうではなくて「個人として家族と一緒に来たケース」などは、お賽銭と同様に、交通費や宿泊も経費にすることはできません。

新年早々、ケチケチした話だと思うかもしれませんが、チリも積もれば山となります。事業に関する費用は漏れがないように経費に計上して、今年はより一層、良好な経営状態になるように、がんばりましょう!

photo:Thinkstock / Getty Images

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この記事の執筆者柳原つつじ

出版社勤務を経て、フリーエディター、コラムニスト。歴史、伝記・評伝、経営、書評、ITなどを得意ジャンルとして、別名義で著作多数。ここでは、脱サラフリーランスならではの視点で、お役立ち情報をお届けしたいと思います。

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