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税理士さんがいるとこんな時こんなに便利

みなさんは、確定申告をどのようにやられていますか? 会社員をやりながら、お小遣い稼ぎ程度の収入を得ているような場合は、雑所得としてご自分で申告していることでしょう。しかし、個人事業の開業届出書を出して事業所得として申告しているとなれば、自分で行うには負担も増えてきます。かつては事業所得でも、白色申告ならば楽だったので難なく自分で行えましたが、2014年1月分からは「帳簿への記帳」と「記録の保存」をすることが白色申告者にも義務化されました。税理士さんへの依頼を考えている人も少なくないのではないでしょうか。そこで、今回は税理士さんに頼むことのメリットについて、書いてみたいと思います。

お知らせ

2021年(令和3年)分の所得税の確定申告の申告期間は2022年(令和4年)2月16日(水)~3月15日(火)。確定申告のやり方は、「知っておきたい基礎知識|確定申告」をぜひ参考にしてみてください!

POINT
  • 2月、3月も集中して仕事に専念できる
  • 相談できる相手がいるという安心感
  • 正確な確定申告書を作成できる

私が税理士さんに頼んだきっかけ

私が税理士さんにお願いしたのは、行きつけのワインバーで、たまたま知り合うことができたからです。その方が私の著作を読んでくれていたということも、依頼することになったきっかけの一つです。税理士さんに依頼するまでは、雑所得として確定申告を2~3年ほど、事業所得として青色申告をさらに2~3年ほど、自分で行っていました。

私の周囲についていえば、フリーのライターの方で青色申告をやっている人はそんなに多くはない印象です。職業的にはどちらかといえば、領収書を整理するような事務作業が苦手でルーズな人が多い傾向があり、さらに、あまり金銭的なことにこだわりがない人が多いという点が影響しているのかもしれません。ただ、65万の特別控除がどれだけ大きな特典かを実感すれば、ほとんどの人が青色申告に切り替えるのではないかなあとも密かに思っています。

私は節税効果を高めるためと自分の事業内容を分析するために、会計ソフトを活用して青色申告会に足しげく通いながら、自力で青色申告を行っていました。ただ、そのときは一生懸命覚えるのですが、1年すれば「家事按分って、どうするんだっけ」「えーと、未払いのクレジットの仕訳は……」とまた忘れてしまうのが、なんとも非効率でしたし、何よりも……

「この時間があれば、原稿を書きたい!」

という思いが、年々強くなってきました。帳簿をつける作業自体もそうなんですが、混雑する青色申告会に何度も訪ねるのが、かなり時間のロスになっていました。

税理士さんにお願いした今は、2月、3月もがっちり原稿に取り組むことができています。当然、その分だけ収入も増えますし、次回への仕事にもつながります。なによりも、あの年明けから漂ってくる、「あー、またあの季節か……」という心理的な負担がなくなったのが、一番のメリットだと感じています。

どんとこい、税務調査!?

ですが、「仕事に専念できるのが、税理士さんに頼む一番のメリット!」といえるのは、私の事業が比較的シンプルで(原稿を書くだけですから、仕入れや在庫もありません)、かつ小規模なので、それほど悩むことが多くないからかもしれません。

やはり、税に関する悩みがいろいろ出てきたときに、自分の事業を理解してくれていて、アドバイスを受けられる人がいるというのは、大きな安心感をもたらします。一人で切り盛りしている個人事業主の方は、自分のビジネスをサポートしてくれるパートナーがいるのは、特に心強いと思います。

かくいう私も、確定申告の提出期限に遅れて、大変な失敗をしました。
「確定申告失敗談!提出期限を過ぎたら悲惨だった」

そんなとき、的確なアドバイスをくれたのが、税理士さんです。一人だったら、いろんな本を買ったり、相談会に足を運んだりして、その負担は小さなものではなかったでしょう。
もし、これから私が初めての税務調査を受けることがあれば、税理士さんに慌てて相談するに違いありません。そんな日が来れば、「いつでも相談できるのが、税理士さんに頼む一番のメリット!」と実感することでしょう。転ばぬ先の税理士さん、といったところでしょうか。

美しすぎる確定申告書

もう一つ、税理士さんに頼むメリットとしては、正確な確定申告書を作ってもらえることです。

もちろん、青色申告会でアドバイスを受けながら、自分で作成することもできます。青色申告会は個人事業者のための支援団体で、私も確定申告で何度助けられたかしれません。
ただ、地域によっても異なるのかしれませんが、私自身が体験的に感じたことでは、そのときの相談員の方によって、微妙に見解が異なるケースがたまにあったことです。

たとえ、そういったことがなくても、毎回担当が替わることのデメリットは否めません。引継ぎもデータ上は行われていますが、やはり担当者が変われば、説明しなおさなければならないところも出てきます。一人の相談時間も限られており、一人につきっきりで指導してもらうわけではないため、確定申告書が無事にでき上がったあとも「これで……OKだよね?」と、自分に言い聞かせているところがありました。

その点、一人の税理士さんだと、見解がブレることはありませんし、事業の推移についても把握してくれています。毎回、送られてくる確定申告書も美しく、思わず資料のホッチキスの止め方まで感心してしまいます。そうした確定申告書が、税務署員にとっても、心証がよいであろうことは言うまでもありません。

最後に、最新情報へ対応してくれることをメリットとして、挙げておきたいと思います。消費税が変わったり、復興特別税が加わったり、税は時代時代に応じて変化するところがあります。最前線で活躍する税理士さんに協力してもらえるのは、その点でも安心できます。

いろいろ税理士さんに頼むメリットを上げてきましたが、結局は「安心できて手間が省ける」ということに尽きると思います。

ただし、最初から、税理士さんに頼んでいれば、そのメリットを実感することもなければ、送られてくる帳簿を理解することもできないままだったでしょう。やはり、最初は自分でやってみて、青色申告と格闘すること。それが、自分の事業を正確に把握することにもつながります。ある程度、帳簿をつけることに慣れてきたならば、税理士さんに依頼して、本業にウェイトを置いてみるのもよいのではないでしょうか。

photo:Thinkstock / Getty Images

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