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元テレビマンが教える!TVに取り上げてもらうには

これまでは媒体を問わず、ニュースメディア全般に共通する攻略法を解説してきました。基本となる原則は、新聞、テレビ、雑誌、そしてネット媒体でも、変わりません。とはいえ、媒体ごとの違いがあるのも、また事実です。わたし自身が活字媒体とテレビニュースの両方で取材してきて感じたテレビならではの特徴とテレビがネタとして取り上げる法則をご紹介します。

POINT
  • ニュース番組とエンタテインメント
  • ラーメンにみるニュース性
  • テレビが取り上げる3つの法則

ニュース番組の裏事情

テレビニュース最大の特徴。それは、視聴率があるということです。

視聴率は、番組の中身を決めるうえで、決定的な要素になってきます。新聞であれば、よほどのスクープでもない限り、販売部数に影響はありません。ところが、テレビだと視聴率がわかってしまいます。視聴率は番組全体での平均値はもちろんのこと、分刻みで数値が出ます。自分の担当した箇所で数字が上がるか下がるか、はっきりとわかってしまうのです。視聴率はそのままテレビ局の売上に直結します。ですから「報道番組」と言っても、視聴率を意識せざるをえないというのが実情なのです。

つまり、テレビのニュース番組が取り上げるには、「視聴率がそれなりに取れる」と取材者が思えるネタであることが重要だということです。では、もう少し掘り下げて「視聴率がそれなりに取れそう」とは、どういうものなのでしょうか。

一言で表すと「エンタテインメントとして面白いかどうか」です。以前、わたしが担当していたニュース番組で、敏腕で鳴らしていた上司が漏らした言葉が強く印象に残っています。「ニュースもエンタテインメントだから、面白くないとね」。当時、駆け出しディレクターだったわたしは「ニュースに面白さが求められるのか」と、少し驚きました。ですが、この一言はニュース番組が求めているネタの本質を、よく表しているな、と思います。

「おいしいラーメン」にみるニュース性

エンタテインメントとしてのテレビニュース。では、エンタテインメントであるためには、何が必要なのでしょう。

ひとつは、”身近な題材”であるということです。”身近である”とは、かなり多くの人たちが接する機会があるということになります。ニュースの題材として、具体的に言うなら、法人向けや特殊な業界向けの商材ではなく、”食べもの”や、”お祭り”のような”誰でも参加できるようなイベント”でしょうか。

最もわかりやすい例が、ラーメンです。ラーメンは、夕方の民放ニュース番組の定番企画です。「おいしいラーメン」が「ニュース」だとは、思わないでしょう。ですが、番組では頻繁に取り上げられるテーマです。

ラーメンがテレビで取り上げやすいのには、理由があります。
ひとつは、「食べもの」であるということです。ものを食べない人は、病気の方を除けば、まずいないでしょう。そして、もうひとつは手が届く値段だということです。「最高級フレンチ、ひとり3万円」だったら、滅多なことでは手が出ません。ですが、ラーメンなら一杯1,000円で大丈夫。テレビ視聴者のほとんどの方は、無理をせずに支払える価格ではないでしょうか。「おいしそうだな」、「職場の近くにある店だな」などと思ったら、さっそく番組を見た次の日にも、食べに行けます。

撮影できる何かがあること、わかりやすいこと

身近であること以外でも、重要なことがあります。それは、「具体的な形が目に見える」ということです。テレビは、映像で情報を伝えるメディアです。テレビカメラで撮影できるなにか「モノ」がなくてはなりません。

「モノ」がない場合だと、「ヒト」を取材してもらうという方法もあります。コンサルタントやエンジニアのように、目に見える商材を扱っていなくても、ちょっと変わった方法で、難題を解決しているといったこともアピールになります。難題を解決している姿に密着取材をするという取材方法です。

まとめますと、テレビのニュースは、「エンタテインメントであること」が問われているということになります。

だからこそ、取り上げるテーマには、①身近であること、②撮影できる「何か」があること、③分かりやすいこと、が必要なのです。
テレビに売り込む際には、ぜひ、意識していただきたいポイントといえるでしょう。

photo:Thinkstock / Getty Images

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