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初対面の印象が変わるイメージアップ術

どんなビジネスをしている人にとっても第一印象が与えるイメージは気になるもの。「仕事は見た目」(あさ出版)「一瞬で好かれる初対面の技術」(すばる舎)をはじめ、多くの著書を持つミューズ・ブランディング・アカデミー社長兼校長の谷澤史子さんにすぐに役立つポイントを伺いました。

POINT
  • 自分に似合う色で印象をアップさせる
  • 身だしなみには、相手への敬意を表す
  • 名刺交換は好印象を与えるチャンス

パーソナルカラーは、必ずあなたを魅力的に見せる!

「パーソナルカラー」とは、あなたに似合う色のこと。色相でも似合う、似合わないもありますが、たとえば、「私には青は似合わない」と思っている人にも、必ず似合う青があります。では、「どんな青が似合うのか」。これを探って行くのがパーソナルカラー診断です。プロのイメージコンサルタントは「肌色」「髪色」「瞳の色」などから多角的にパーソナルカラーを探りますが、自分でパーソナルカラーを探すコツには、「顔色が良く見える」「肌がきれいに見える」、この2点を念頭に色を選ぶことです。

モデルの男性の場合、黄色味の強い青は、ひげ剃りの跡が目立ち、顔色も悪く、くすんで見えます(写真左)。しかし、パーソナルカラーである、青味を多く含んだクールな青を選べば、顔色も生き生きと見えて、印象をアップすることが出来ます。(写真右)

■写真(青のドレープ)

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黄色味を多く含んだ青(似合わない色)

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青味を多く含んだ青(似合う色)


ネクタイ一つでもパーソナルカラーを選ぶことで、格段に印象が変わります。似合わない色で構成されたネクタイだと、野暮ったく性格まで優柔不断な印象を与えてしまいそうです。逆にパーソナルカラーで構成されたネクタイを選ぶと、シャープで知的な、デキる男の雰囲気に早変わりします。

■写真(似合うネクタイの色構成)

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茶系(似合わない色)

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濃い青(似合う色)


ネクタイの柄でも印象は変わる

ネクタイの柄によっても、印象は左右されます。TPOに合わせてチョイスすることで、初対面の印象をガラリと変えてくれます。とはいえ、個人事業主が本当に新しい商品やサービスを手掛けるのは、至難の業。商材に「新しさ」がない場合は、どうすればいいのでしょうか。たとえばこんな例があります。

・レジメンタルは、斜めの縞模様でヤル気が演出できるので、営業をする場合に効果的。
・無地のネクタイは、洗練されて落ち着いた雰囲気を醸し出すので、経営者やフォーマルな場所に似合います。
・水玉等や、小さい柄の入ったものは、上品で控えめな印象を与えるので、クレーム処理や謝罪など、謝意を表したい場合や、改まった場所に向いています。
・チェック柄は、カジュアルな雰囲気なので、同期との飲み会向きです。

ポケットチーフで相手への敬意を演出

身だしなみを整えることは、相手への敬意の表れでもあります。それを表現するのに効果的なのがポケットチーフ。人によっては「照れくさい」と感じる人もいると思いますが、「今日は大切なお客様に会うために身だしなみを整えてきました」という気持ちを伝えるのに最適なアイテムです。

たたみ方はシチュエーションによって変わります。パフやスリーピークスは、華やかな印象でフォーマル向き。

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写真(パフ)

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写真(スリーピークス)


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写真(TVフォールド)

TVフォールドならキチっとした雰囲気が演出でき、ビジネスの場はもちろんオールマイティー。これはほんの一例ですが、たたみ方一つでも多様なスタイルが演出できます。ネクタイともコーディネートしやすいシルク素材の白を一枚持っていれば、フォーマルからビジネスまでどんな場でも使えて便利です。


好感度を上げる名刺交換のコツ

初対面で必ず行われる名刺交換は、好感度を高める絶好のチャンスです。名刺入れは取り出しやすい場所にしまい、簡単な自己紹介をしたあとに、お互いの準備が整ったところで出しましょう。

いざ名刺を受け取ったなら「名前」「会社名」「役職」を覚え、相手の顔を見ながら、名前を呼びかけながら会話をすることが大切です。その時のポイントは、名刺を持つ位置の高さ。必ず胸の高さになるように注意しましょう。写真左下の男性ビフォアのように、低い位置で持つと相手を軽んじているように見えて、失礼な印象を与えてしまいます。

■写真(名刺を持つ高さにも印象アップのコツが!)

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名刺交換 ビフォア(男性)

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アフター(男性)


第一印象をアップさせるための簡単なポイントをご紹介しましたがいかがでしたか?ちょっとした気遣いで、第一印象は必ずアップします。ぜひ、今日から取り入れて、日々のビジネスに役立ててくださいね。

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photo:Thinkstock / Getty Images

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