時代の波に乗って経営効率を向上させる身近なツール3選

IT・デジタル化がさらに進み、あらゆる面で便利な社会と言われているにも関わらず、人手が足りずに雑務に追われ、本来のコア作業ができない・・という悩みを抱える個人事業主の方も多いのではないでしょうか。そこで、活用を検討して損はないと思う身近な現代のツールを挙げてみました。今年こそ、ぜひ業務の効率化を実現させていきましょう。
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※2022年(令和4年)度の雇用保険は、2段階更新です。詳細は、「【2022年度の雇用保険は2段階更新!】労働保険とは?制度と年度更新について解説」を参照ください。
目次
- POINT
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- グループウェアやクラウドを導入して内部業務を円滑に!
- アウトソーシングを賢く利用し、無駄な稼働を削減
- モバイルバンキングを活用してスピーディーな対応を
グループウェアやクラウドを導入して業務を円滑に!
今や不況の最中、大企業に限らずフリーランスや個人事業主もどれだけ作業効率をアップさせるかが重要な課題です。
それをサポートしてくれるツールのひとつ、グループウェアツール。PCが手元にない外出時でもスマホやタブレット、ガラケー(フィーチャーフォン)などでスケジュール管理から、データのやりとり、各種申請などあらゆる作業が可能です。また、ファイルやデータ管理/共有に優れたクラウドストレージを同時に使用することで、さらに作業効率を高めることができます。
有料版だけではなく、無料で少人数から使用できるプランも数多く提供されています。
⇒例:サイボウズLive
小規模向けで低価格なタイプ、セキュリティ面に特化しているタイプ……など事業コンセプトに合わせて選ぶこともポイントのひとつです。
自分はアナログだから……とあきらめずに、積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。
アウトソーシングを賢く利用し、無駄な雑務の稼働を削減。
最近、「利益が上がってきたけど、その分雑務が増え過ぎて人手が足りず困っている」という悩みや「もっとウェブサイトを活用して販促業務を行いたくても時間が無い」という話をよく耳にします。
特に個人事業主の方は、一日数時間だけ手伝ってくれる人が欲しいけど、その一日数時間のために人員を簡単には雇えない。結果、全て自分で背負うことになり、オーバーワークで体調を崩してしまうことになったり、コア業務に専念できなくなったり…という悪循環に陥りかねないのが現状です。
そんな時こそ、アウトソーシングを利用し、業務を外部に任せてみてはいかがでしょう。
特に高い専門性を要する作業や、また時期ごとに集中して発生する業務、例えば給与計算などの経理業務や営業・販促に付随する細かな作業、または社内のIT管理・メンテナンス業務などの負担を少しでも減らすことが、大きく内部の作業効率をアップさせる一つの手段かもしれません。
ただし、作業を外部に出してしまうことにより、業務の管理が行き届かなくなってしまうなどの不便さも多少なりともつきものです。各事業内容を踏まえたうえで、検討しましょう。
●アウトソーシングのおすすめについて
また、業務に合わせて業者を比較できるおすすめのサイトも合わせて記載したいと思います。
また最近では、自分たちがすでに取引している業者が実はアウトソーシングを請け負っているという会社も増えてきています。
例えば、宅急便のヤマトや、バイク便のセルート、またNTTなどがアウトソーシング事業を展開しております。
各種、ネットワーク運用からデータ入力、経理事務代行、コールセンター業務までさまざまですので、一度、取引業者をチェックしてみるのも良いのかもしれません。
モバイルバンキングを活用してスピーディーな対応
顧客を抱える事業の場合、作業効率をアップさせるだけではなく、信頼度を高めることも重要なポイントのひとつです。
特に商品を購入する顧客にとって、入金のチェックから商品発送、顧客への連絡などが迅速な企業ほど安心感があり、その結果、店舗にとってもリピーター確保に繋がります。
まだインターネットバンキングも使っていないし、スマホも使用していないからちょっと……と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、ガラケーさえあれば、モバイルバンキングを利用できます。それにより、いつでも入出金の確認や口座への送金、など様々な取引が可能な時代です。銀行によってはスマートフォンも対応されています。
また、インターネットバンキングそのものの仕組みとして、銀行やATMのように人件費や土地代が必要ないこともあり、手数料が安価な設定になっているのもメリットの1つです。
●ネットバンキングのおすすめについて
新規で個人ビジネス口座を開設する場合、楽天銀行がおすすめです。
下記のサイトからweb上で申込みが可能です。窓口に行かなくても比較的簡単に開設できます。
⇒楽天銀行
また、振込手数料についても都市銀行や他の銀行に比べて比較的低く設定されています。
ただし、預金金利・振込上限額・便利サービスなど、各銀行により設定が異なりますので仕様に合うものを探すと良いかと思います。
単純に個人名義でネットバンキングを使用したい場合は、自分が持っている個人口座を利用するというのが一番簡単だと思いますが、この機会に屋号を名義へ追加して運用していってはいかがでしょうか。
今年こそ作業効率を高めて事業としてもステップアップを図りたいと考えている方こそぜひ、現代のIT化の波に乗って有効なツールの導入を検討してみてはいかがでしょう。
photo:Thinkstock / Getty Images