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実例を元に解説:起業を志す人が事前に知っておくべき落とし穴

上司の理不尽な言い分に耐え、会社に不満をいだきながらも、コツコツ力をため、独立の道を歩んだ方は多いと思います。では 、これから起業される方、または起業を考えておられる方にお聞きします。自分は不満がない会社を作る ことができると確信がもてますか? 仕事を受ける立場から与える立場になった時、嫌いだったはずの理不尽な言い分をしてしまわないように実例を元にポイントをご紹介します。

志高くいざ独立!

一例ですが、自分がフリーランスでシステム開発を初めてまだ間もない頃、同じようにフリーランスで活躍されている方がおりました。彼はフリーランスという立場でありながらリーダーにきちんと意見する方で、上がきちんと計画を建てないので、下にそのしわ寄せがくるのだと言っていました。「確かにそのとおりだなぁ」と、まだまだ未熟だった自分は感心したものです。ただ、彼はそのリーダーから「君はそこまで関与しなくて良い」と一蹴され、その理不尽な言い分に憤慨していました。

そんな彼がついに独立すると言い出したのです。そして私も社員にならないかと誘われました。

彼はいつの間にか、あの時のリーダーと同じ言葉を発していた

どうも話が急で、事業計画や運営方針などを尋ねてみましたがどうも要領を得ません。経緯を聞いた所、どうやら同業の社長からのアドバイスだったらしく、話をしているうちに盛り上がり、起業する運びとなったようです。

「社長の給料は100万は必要だ」とか「福利厚生はない」とか、どう考えても自分に都合の良い条件ばかり。そんな話はないと思い、いろいろ意見を述べましたが、そのうちに、彼はこう言ったのです。

「君はそこまで関与しなくて良い」と。

あれ?どこかで聞いたことありますね。

立場が変わることによる落とし穴

ちょっと極端な一例ですが、これは稀有な事例ではなく、よくある話しです。
スタンフォード監獄実験という実験があり、普通の人が特殊な肩書きや地位を与えられると、その役割に合わせて行動してしまう傾向がある事が証明されています。

起業を考えている人にとって、急に立場が変わるという点においてこの実験から学べることがあるのではないでしょうか。

先ほど一例としてご紹介した彼のようになってしまうと、人もついては来ませんし、結局は個人で仕事をしているのと変わらなくなってしまいます。

初心に還る

このようにならない心がけとしては、どのようにすればよいでしょう。
実は当たり前のことじゃないかと思いがちですが「初心に還る」事です。わかっていると思っている方も、本当に忘れていないか、再確認して下さい。

うまく立ち行かない時があれば、まずは起業しようとした時の気持ちよりももっと前、自分が苦労した会社員の時代のことを思い出して見ることをお薦めします。

そして、人の話を聞くということ。自分が偉くなったと思うと、自分より下と思っている人のアドバイスがなかなか頭に入ってきません。自分に意見なんておこがましいなどと思わないで下さい。立場は変わっても、人間が変わるわけではありません。どんな人の意見でも真摯に受け取って、自分に取り入れてください。

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」

photo:Thinkstock / Getty Images

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