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28(にっぱち)に困らないために

今年はもっと経営に力をいれて、売上を伸ばしたい――。心機一転、そんな意欲にあふれている個人事業主の方も多いことでしょう。しかし、新年の出鼻をくじくようにやってくるのが、売上が厳しくなりがちな「2月」です。同じく客足が鈍る8月と合わせて「二八」(にっぱち)とも言われていますが、手をこまねいていても仕方がありません。今からとれる対策を考えてみました。

POINT
  • 2月ならではのイベントキャンペーンを
  • 家にこもりがちな消費者向けのサービスを意識する
  • マイナスを見越した割引も頭にいれよう

2月ならではのイベントで勝負!

飲食業を始めとしたサービス業に顕著な「二八」。そもそも、なぜ2月は売り上げが落ちるのか。一番大きな理由は、イベント尽くしの年末年始を経て、財布の紐がどうしても固くなるということがあります。クリスマスや忘年会もあれば、帰省も交通費がバカになりません。年が明けて新年会を行った頃には、消費者の懐が寂しくなっているのは、無理もないこと。

しかし、2月にも節分やバレンタインデーといった知名度の高いイベントがあります。2月ならではの特別感を演出しつつ、うまく自分の事業と結びつけて、イベントキャンペーンを考えて、早めに仕掛けるようにしましょう。特に、日本人は縁起をかつぐのが好きですから、春にむけて邪気を払う節分は、正月と同じくらいポテンシャルのある行事のはず。今年の節分は月曜日ですから、その前の土日で利益を上げられるようにしたいところです。

在宅向けのサービスを考える

また、2月は寒さが厳しい季節でもあります。暑い8月と同様に利益が落ちるのは、外に出るのが億劫になることとも無関係ではありません。家で過ごす時間が増えることを前提とした商品サービスを展開してみてはいかがでしょうか。

飲食店ならば、お持ち帰り商品を強化したり、寒いなか足を運んでくれたことへの感謝を込めてポイントカードのスタンプを倍つけたり、といったサービスが例として挙げられます。寒い時期だからこそ、消費者の身も心も温かくなるような経営の工夫をひねり出しましょう。

大胆な割引がマイナスを軽減することも

2月が大変なのは、売り上げは落ちやすいにもかかわらず、家賃などの固定費はほぼ同じだけかかるということです。もし売り上げが半減するとすれば、最初からそれを見越した割引をしてしまうのも、一つの手でしょう。利益を出すのと同じくらい、損失を抑えることも大切です。

一層のこと、2月は店の宣伝と割り切ってしまう手もあります。たとえ割引によって客単価が下がっても、客数を伸ばすことで、3月以降のリピーターを増やす。稼ぎ時の12月、1月とは全く違う発想で、苦戦する月は苦戦するなりの経営戦略を立てましょう。

「非常に難しい状態とか悩みとかいうものは本当は大きなプラスなのです。行き詰まれば行き詰まるほど必ず道は開けてくるのです」

これは「経営の神様」と呼ばれる松下幸之助の言葉です。
幸之助自身、昭和4年の「昭和恐慌」で倒産する企業が相次ぐと、苦しい状況のなか知恵を絞って、大胆な方法をとりました。それは、一人もリストラしない代わりに、生産を半分にし、休日返上で在庫を売りつくすというもの。この大ピンチを乗り切ったことで、松下電器は不況後に大躍進することができたのです。

今から知恵を絞って2月の対策を立てておきましょう。実りある春に向けて!

photo:Thinkstock / Getty Images

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