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東京オリンピックの経済効果は、フリーランスや個人事業主まで届くのか

2020年、東京オリンピックの開催が決まり、その経済効果に注目が集まっています。ニュースで見たのですが、一説では五輪開催による経済効果は約3兆円にのぼるという試算も出ているようですね。そこで大企業ばかりと思われがちな五輪特需の波及効果を調べてみました。

お知らせ

2022年(令和4年)分の所得税の確定申告の申告期間は、2023年(令和5年)2月16日(木)~3月15日(水)です。最新版の確定申告の変更点は「2023年(2022年分)確定申告の変更点! 個人事業主と副業で注目すべきポイントとは?」を参考にしてみてください!

外国人観光客が増加!日本らしい個人商店の売上アップに期待大!?

五輪開催に向けて、まず動き出すのは関連施設の整備のようです。オリンピックスタジアムや選手村の開発など、都市再開発が活気を帯びることで不動産業界、建設業界の増収益が見込まれているらしいですよ。それだけでなく、開催年までに数々の五輪関連イベントが催される見通しで、東京を訪れる外国人観光客が増えるという予想も出ています。

せっかく日本を訪れたのだから、その国の味やお土産を楽しんで帰国したいと思う外国人観光客は多いはずです。地元に根づいた飲食店や宿泊施設の売上アップに貢献するかもしれません。そうなれば、日本らしい民芸品店、金物屋、日用雑貨店、反物屋などにも”日本のお土産屋さん”という新しい顔ができ、五輪特需が期待できます。

五輪関連イベントによる個人クリエイターへの発注案件アップ!?

また、五輪関連イベントを盛り上げるため、各種メディアへのPRやポスター、チラシなどの宣伝活動も増えていくはずです。フリーランスで活躍するデザイナーやプログラマー、コピーライターなどのコンテンツ制作者に対する広報ツール作成案件の総量が膨らむかもしれません。

大手広告代理店経由の案件が多いとは思いますが、外部に発注される制作予算自体も相当な金額のはず。もしも普段と同じ制作費での受注になったとしても、案件数が増えることが予想され、数をこなした分だけ五輪特需の恩恵を得られることでしょう。

五輪特需ゲットへの近道はどこに?

個人事業主やフリーランスにとっても恩恵のあるかもしれない東京オリンピックの開催。最後にその恩恵を逃さないためのポイントを考えてみます。

それは五輪特需に限ったことではありませんが、日頃から「つながり」を大事にすることだと思います。個人店舗を構える方なら地域との連携を図り、店舗を横に並べるお隣さんと一緒に販売戦略を計画してみてはいかがでしょう。フリーランスの方であれば、同業の仲間や企業と協力して、案件をこなしていく関係性を作っておくことで、「逃した魚は大きかった」という事態を避けられるかもしれません。

「経済効果=仕事の増加」でもあります。東京オリンピックの開催に向けて忙しくなっていきますが、周りと手を取り合い、嬉しい悲鳴を上げられるように今から準備していきたいですね。

photo:Thinkstock / Getty Images

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