預り金（あずかりきん）

2021/03/31更新

従業員等から一時的に預かったお金で、後日その相手本人に直接返すか、または本人に代わって他人に支払うため一時的に預かった金銭を処理する勘定科目です。営業上または営業外の諸預り金も処理します。
具体的には、給与から差し引いた所得税、住民税、社会保険料、専門家（税理士、司法書士など）に業務を委託した場合の源泉所得税など。

POINT

源泉所得税、住民税は、原則として翌月の10日までに納付します。

預り金の仕訳例

仕訳例	対象
土地の取得にあたり諸費用を支払った。	個人・法人
弁理士、司法書士、社会保険労務士、行政書士などの報酬を支払った。	個人・法人
特許事務所（弁理士）報酬を支払った。	個人・法人
税理士・会計士の顧問料を支払った。	個人・法人
個人事業主である外注先に設計料を源泉所得税を差し引いて支払った。	個人・法人
従業員に、退職金を支払った。	個人・法人
年末調整により、所得税の徴収不足金を徴収した。	個人・法人
年末調整の結果、預かっていた源泉所得税分を従業員の過納額還付に充てた。	個人・法人
従業員給与の源泉所得税と税理士報酬の源泉所得税を支払った。	個人・法人
社会保険料を支払った。（事業主負担分を未払計上していない場合）	個人・法人
社会保険料を支払った。（事業主負担分を未払計上している場合）	個人・法人
取締役に対する賞与を支払った。	法人
従業員の賞与を支払った。	個人・法人
取締役営業部長に、給与を支払った。	法人
取締役の給料を支払った。	法人
専従者の給与を支払った。	個人
従業員の給料を支払った。	個人・法人